事前の勉強法
スポーツはスポーツ新聞で
スポーツのジャンルからよく出される問題を、その内容で選ぶなら、「ルール」「記録」「選手」になる。種目別では「野球」「相撲」と、TVでおなじみのものが上位を占めている。
〈ルール〉
ボウリングでストライクもスペアもとれなかったフレームを何という 答、オープン・フレーム
バレーボールの審判は主審、副審と何 答、ラインズマン(線審)
<記録>
不敗の名馬として昭和26年ダービーを制覇し、数日後に死んだ馬は 答、トキノミノル
〈選手〉
プロボクシングのフライ級世界王者に2回なった日本人は 答、海老原博幸
「オレがルールブックだ」の名セリフで知られるプロ野球の元審判は 答、二出川延明
このほかに、スポーツの歴史なども問われる。また野球や相撲をはじめ、ゴルフやサッカー、体操、陸上競技などが毎日のように行われているから、そのつど、「どこが優勝したか」「新記録の数字は」「評判を呼んでる選手は」などが問われる。
さて、スポーツ問題への対策だが、そのスポーツのファンなら申し分ない。野球やゴルフなどは経験者も多いと思うが、やったことがあるならなお良い。ルールなどが生きた知識として身についているからだ。
実はぼくはスポーツに対してはさほど興味がなく、たとえば野球なども、TV中継もほとんど見たことがなかった。しかしクイズには野球の問題が非常によく出る。ある程度の点を取りたいのなら、それなりに野球について知っていなければならない。逆に言えば、野球に詳しい人は、それだけで何点かとれるほど、野球の問題はよく出るのだ。そこでぼくも野球について少し勉強したし、そのうち、わずかではあるけれど、TV中継も見るようになった。「中日が勝っているから最近は元気が出てきた」「○○監督(特に名を秘す)の無能ぶりにはいいかげんイヤになったよ」てな具合の、よくある話には相槌を打つ程度だが、少しでも野球に興味を持つようになったのは、ともあれクイズのおかげである。クイズのメリットはこんな所にもある。
野球、相撲はじめ、ラグビーやサッカー、ゴルフなどはTV中継されることが多い。これらを見るのもいい勉強になる。うるさがられるかもしれないが、そのスポーツのルールなどをよく知っている人と中継を見て、尋ねてみるといい。
脱線するが、野球が一チーム9人でするのならサッカーは、バスケットボールは、水球は何人で……と連想していくと、一つの疑問から、多くのものを覚えていける。この連想記憶法はおおいに利用してほしい。「ラッキョウはユリ科の植物である」と知識を仕入れたら、では形の似ているタマネギは何科?(やはりユリ科)。カレーライスに使うジャガイモは?(なんとナス科)、それじゃニンジンは(セリ科)、ニンジンの色を白くしたようなダイコンは(アブラナ科)……と次々に調べてみると良い。続けて調べていったことが刺激となって、鮮明な記憶として残る。
ルールについては、ルールブックや、入門書が出ているから、それを読んで、さらにTV中継で知識を確認すると、いっぱしの解説者になれることはうけあいだ。専門的なものでなく、子供向きに書かれたもので充分。子供用のポケット文庫などには「記録集」もあって、重宝している。
ルールブックを読むのは、なにやら一夜漬け風だが、より楽しくスポーツ通になりたいのなら、スポーツ新聞を購読することだ。最新のスポーツ情報がキャッチできる。一般紙にももちろんスポーツ欄はあるけれど、情報量からいえば専門に扱っているスポーツ紙のほうがはるかに多い。そのほか芸能・レジャー関係の記事も多いから、芸能通にもなれる。スポーツ紙は駅の売店で買って、行き帰りの電車の中で読むものと考えている人が多いだろうが、実は宅配と駅売りの比率は7対3(公称値)と、宅配のほうが多いのだ。
スポーツ紙のいいところは「さらに詳しく書いてある」ところだ。たとえば、古い話だが79年9月に、巨人の江川投手が対大洋戦で、マーチン、山下、田代に連続3ホーマーを打たれてしまった。一般紙ならこの報道だけだが、スポーツ紙は過去の同様の記録や、以前に5連発ホーマーもあったことまで書いてある。
よく出るオリンピッククイズ
Q、開会式の入場行進で最初に入場する国は。
A、ギリシャ(第9回大会より)
Q、開会式の入場行進で最後に入場する国は。
A、開催国。
Q、聖火はいつから始まったか。
A、第9回アムステルダム大会より。リレーは第11回ベルリン大会から。冬季大会では第6回オスロ大会より。
Q、近代オリンピックの父といわれるフランス人は。
A、クーベルタン。
▼オリンピック開催地一覧表 ●夏季オリンピック 回 開催年 開催地 開催国 ========================================================================= 01 1896 アテネ ギリシャ 02 1900 パリ フランス 03 1904 セントルイス アメリカ 04 1908 ロンドン イギリス 05 1912 ストックホルム スウェーデン 06 1916 ベルリン(第1次大戦で中止) 07 1920 アントワープ ベルギー 08 1924 パリ フランス 09 1928 アムステルダム オランダ 10 1932 ロサンゼルス アメリカ 11 1936 ベルリン ドイツ 12 1940 東京(第2次大戦で中止) 13 1944 ロンドン(第2次大戦で中止) 14 1948 ロンドン イギリス 15 1952 ヘルシンキ フィンランド 16 1956 メルボルン(馬術のみストックホルム) オーストラリア 17 1960 ローマ イタリア 18 1964 東京 日本 19 1968 メキシコシティ メキシコ 20 1972 ミュンヘン 西ドイツ 21 1976 モントリオール カナダ 22 1980 モスクワ ソ連 23 1984 ロサンゼルス アメリカ ●冬季オリンピック 回 開催年 開催地 開催国 ========================================================================== 01 1924 シャモニー、モンブラン フランス 02 1928 サンモリッツ スイス 03 1932 レイクプラシッド アメリカ 04 1936 ガルミッシュ、パルテンキルヘン ドイツ 05 1948 サンモリッツ スイス 06 1952 オスロ ノルウェー 07 1956 コルティナダンペッツォ イタリア 08 1960 スコーバレー アメリカ 09 1964 インスブルック オーストリア 10 1968 グルノーブル フランス 11 1972 札幌 日本 12 1976 インスブルック オーストリア 13 1980 レイクプラシッド アメリカ 14 1984 サラエボ ユーゴスラビア
Q、オリンピックの標語は。
A、より速く、より高く、より強く。
Q、その標語を言った人は。
A、ディドン神父。フランス人。彼がルアーブル高校のラグビーチームに与えた言葉を採用。
Q、オリンピックの五輪マークに使われている色は。
A、白地に左より青、黄、黒、緑、赤。14年にクーベルタンが考案。初年より使用。五大陸を表す。
Q、古代オリンピックは第何回まで行われたか。
A、二九三回。紀元前七七六年より、4年ごとに二九三年まで、一一六九年にわたって行われた。
Q、古代オリンピックは何という神にささげるための祭典だったか。
A、ゼウス。古代ギリシャの最高神。
Q、オリンピックのモットー「勝つことより参加することに意義がある」と言った人は。
A、ペンシルバニー司教。のちクーベルタンの言葉となった。
Q、オリンピックで入賞は何位まで。
A、6位。
Q、獲得数9個と、最も多くメダルをとった選手は2人いるが誰と誰。
A、フィンランドのヌルミ(陸上)と、アメリカのマーク・スピッツ(水泳)。日本では加藤沢男(体操)の8個。
Q、日本が最初に参加した大会は。
A、第5回ストックホルム大会。金栗四三と三島弥彦が参加。冬季は第2回サンモリッツ大会。
Q、日本人最初のメダリストは第7回アントワープ大会の熊谷一弥だが、その種目は。
A、テニスシングルス(銅メダル)。また柏尾誠一郎と組んで、ダブルスでも銅を獲得。
Q、日本人最初の金メダリストは第9回アムステルダム大会に2人出ている。その選手と種目は。
A、二段跳びの織田幹雄、二百m平泳ぎの鶴田義行。
Q、日本人女子最初のメダリストは第8回アムステルダム大会の誰。
A、人見絹枝。女子八百m陸上。
Q、日本人女子最初の金メダリストは第11回ベルリン大会の誰。またその種目は。
A、前畑秀子。女子二百m平泳ぎ。
Q、この時、前畑とトップを争ったドイツの選手は。
A、ゲネンゲル(ゲネンガー)
Q、第11回ベルリン大会で、棒高跳びの西田修平と大江季雄は2位3位を分け、メダルも半分ずつにしたが、この時優勝したのは。
A、メドウス(米)。
Q、冬季五輪で日本人初のメダリストは。
A、猪谷千春(男)。第7回コルティナ大会のスキー回転により銅。
Q、冬季五輪で日本人初の金メダリストは。
A、笠谷幸生。第11回札幌大会の70m級純ジャンプで。この時2位紺野昭次、3位青池清二。
Q、日本で生まれたオリンピック種目は。
A、柔道。
Q、五輪の体操競技で男女共にあるのは。
A、床運動と跳馬。男子は他に吊り輪、鉄棒、平行棒、鞍馬。女子は段違い平行棒、平均台。
Q、84年のロサンゼルスオリンピックのマスコットは。
A、サム君(白頭鷲)
芸能音楽といってもワクは広く、歌謡曲、映画、タレント、能・歌舞伎などの古典芸能、落語、楽器、ジャズ、クラシック、オペラなど、いろいろだ。歌謡曲ならなんでもわかるけど、クラシックはダメ、なんて人がたくさんいるはず。同じジャンルの中でも、得手不得手のバラツキが多い。
ただ、歌謡曲や最近の映画、タレントについては、比較的簡単に知識をふやせる。
歌謡曲は、毎日のようにTVで歌番組があるから、これを見る。同じ歌手が、同じような内容構成の番組にタライまわしされているから、覚えてしまう。ダレが何を歌っているかを覚えるのは最低限必要だ。「明星」「平凡」などの芸能雑誌には、ヒットソング集のオマケがついているので大重宝。
歌手のエピソードも載っていて役に立つ。まだベスト10に入っていない新曲も、いちはやくこれでキャッチできる。
アップダウンの曲あてクイズで「最近のヒット曲を聞いていただきましょう」というのが月一回ぐらいあるが、レコード発売がされたかされないかのホヤホヤの曲が流れる時もある。そんな時も、ヒットソング集で出だしの歌詞を覚えていけばクリアーできる。
ぼくはFMの歌謡曲をエアチェックして、イントロだけを編集、このテープを何度も聞いて覚えた。音楽には季節感のあるものが多いから、唱歌集、童謡集などをめぐって、出場する季節にちなむ曲をピックアップしておく。冬なら「たきび」「冬景色」「冬の夜」などの出題率が高い。まちがっても、「夏の想い出」なんて出ない。
一方、芸能週刊誌には、ダレとダレが離婚しそうだ、ダレが豪邸を建てた、ダレが新しい役に取り組む……などの芸能情報のほか、女性読者を意識して料理や生活のチエも載っている。男性に対して、料理や着物の問題ばかり出す番組もあるから(P148参照)、せめてものあがきのため、そんな記事も読んでおく。また、芸能情報はスポーツ新聞にも載っているから、スポーツ記事とあわせて読んでおこう。
現在話題を呼んでいる映画は、新聞広告や映画雑誌を見ればよい。正確な作品名と監督名、原作者名、主な出演者名は極めて出題率が高い。あらすじについても知っておきたい。もちろん映画を見るのが一番いい。
過去の名作についての出題には、現代教養文庫の一連の映画史シリーズを読まれるのを勧める。「日本映画名作全史」「世界映画名作全史」「世界映画俳優全史」「日木映画俳優全史」「世界映画作家全史」「わが体験的日本娯楽映画全史」など20冊あまりからなる、すばらしいものだ。名作映画の原作、脚本、監督、撮影、音楽、配役はもちろん、筆者の感想を交えてストーリーを紹介してある。クイズにぴったりの構成だし、肩のこらない読み物なので、本棚にそろえたい。
ぼくが芸能・音楽ジャンルでよくできる分野は、ミーハー的なものしかないのだが、たとえば映画だったらアイツに聞けばいい、クラシックなら誰々が生き字引だ、というようなツテ=ブレーンを得ておくのもいいだろう。
この、いわば「友だち情報網」は、クイズではかなりの効力を発揮する。わからない問題を尋ねたり、新しく始まるクイズ番組の情報、予選会の開催について、スタジオの様子等さまざまな情報を交換し合うと、一人でシコシコ本を読んでいるのとは比べものにならないくらいの情報を得るようになる。予選会やスタジオへ行ったら、他人は敵だとばかりにカラに閉じこもっていないで、どんどん話しかけてどんどん友だちを作ろう。
社会のジャンルでは、法律、経済、政治、国際、地理などが問われる。やはり女性には不得手なジャンルのようだ。
社会に強くなるには、新聞を毎日読むのが一番だろう。TVニュースでもかまわない。各国の首都や元首の名、石油輸出国機構とか変動相場制などの用語が、どんどん目に飛びこんでくる。
まとまった資料なら、「現代用語の基礎知識」などの時事用語事典や、「朝日年鑑」「百科年鑑」などの年鑑が欲しい。社会のジャンルにこだわらず、広くクイズに応用できる。これらの本は、買って本棚にならべると、それだけで偉くなった気がするから不思議。しかし、目を通さなくては何にもならない。疑問を持ったら、すぐに、調べるクセをつけよう。そのほか大学生向きの就職のための、「常識百科」なども役に立つ。覚えやすいように整理されている。このテの本には、ILO=国際労働機関のような略号や、長い川だとか広い湖、時事用語の解説など多種多様な資料が載っている。おそらく、クイズ作家のほうも、これらの本を参考にして問題を作るのだろう。何が問題のネタになっているかを考え、相手、つまり出題者の心理・意図を読んで情報資料を集め、研究することが、勝利への近道である。
ぼくはほかでも書いたが、旅が好きで、汽車に乗ってあちこちよく出かける。そのために地図帳をよく開くし、時刻表の読み方も、ヘタな旅行会社の係員よりよっぽどウマイなどと思っている。クイズにはよく地理の問題が出るが、おかげ様でまずどれも答えられる。鉄道の問題にしても然りだ。趣味をたくさん持つと、おのずとクイズのできに影響してくるので、いろいろなものに興味を持ったほうがいい。写真も好きでよく撮る。こちらはあまりクイズに出ない。逆にクイズが趣味だと、いろいろなことを少しずつ知っているから、門外漢でも、人の話を聞くくらいのことはできる。クイズの楽しさはこんなところにもあるのだ。
▼クイズによく出る地理世界一・日本一
世界一広い国は……ソ連(2240万2千Km2)、2位カナダ、3位中国
世界一人口の多い国は……中国、2位インド、3位ソ連、4位アメリカ
世界一高い山は……エベレスト山(8848m)以下K2、カンチェンジンガ、ローツェ、マカルウ、ダウラギリの順。
ちなみに、ヨーロッパ一はモンブラン、2位はモンテローザ。アフリカ一はキリマンジャロ、2位はケニヤ山。北米一はマッキンレー、2位はローガン。南米一はアゴンカグア、2位はボネテ。南極には5140mのビンソンマッシーフ山がある。日本一は富士山(3776m)、以下、白根山、穂高岳、槍ケ岳、悪沢岳…
世界一長い川は……ナイル川、2位アマゾン川(流域面積では1位)、
世界一広い湖は……カスピ海、2位スペリオル湖、3位ビクトリア湖(ナイル川の源)。なお世界一深いのはバイカル湖(−1742m)、最高水面高度はエベレスト山近〈の名もない湖が海抜5880m。チベットのモントカルム湖が4962m。南米のチチカカ湖は汽船も航行でき3612m。
世界一大きな島は……グリーンランド、2位ニューギニア島、3位ボルネオ島
(理科年表、ギネスブック、最近の新聞報道などより作成)
日本一広い都道府県は……北海道、以下、岩手、福島、長野、新潟、秋田の順。逆に最小は大阪府、次は香川、東京、沖縄、神奈川、佐賀の順。
日本一広い都市は……いわき市(ちなみにひらがなの市は、むつ市とえびの市)、次は静岡市、札幌市の順。最小は蕨市、次は狛江市。
日本一人口の多い都市は……東京区部は当然。次は横浜、大阪、名古屋、京都、札幌、神戸、北九州の順。
日本一広い湖は……琵琶湖、以下、霞ケ浦、サロマ湖、猪苗代湖の順。最深は田沢湖、次に支勿湖。最高水面高度は中禅寺湖
日本一長い川は……信濃川(源は諏訪湖)
日本一流域面積が広い川は……利根川
日本一大きな島は……えとろふ、くなしり、沖縄本島を除けば、佐渡である。以下、奄美大島、対馬、淡路島、天草下島の順。
(理科年表、最近の新聞報道等より作成)
▼クイズによく出るアルファベット略語《省略》
クイズで「文学」というと、内外を問わず古典から現代小説、あるいはエッセー、評論などの文学一般がまずあげられる。さらに、詩、短歌、俳句、文法、語源、文学史、ことわざ、慣用句、神話、伝説、戯曲、美術、マンガ、外国語などなどである。
もっともクイズらしいのは、作品名と作家の問題。
●「ロビンソン・クルーソー」の作者はデフォー、では「ガリバー旅行記」は 答、スウィフト
●新田次郎の未完の遺作は 答、孤愁(サウダーデ)
このテの問題は無限に作れるが、マークしておくのは“古典”“名作”“最近の話題作”である。
一夜漬け式に覚えるなら、文,本の目録を書店からもらってくればよい。岩波文庫をはじめとして各文庫は、それぞれの目録(カタログ)を出している。これにはその文庫に収録されている作品と作家名、さらに簡単なあらすじが載っているので便利だ。大きさは文庫本と同じだからカサ張らない。もう少し詳しく作品の内容を知りたい人の為に「名著解説」といった具合の本も出ているので、捜してみるといい。このようなアンチョコ風の本は学習参考書の棚で見つけることもある。中学生用の小型の参考書はクイズの役に立つし、ぼくなんか忘れていた一般常識を呼び戻すさそい水になっている。ちなみに、クイズ問題のレベルは中学生程度+αを基準にしているとか。“最近作”は書店の新刊コーナーをうろつくのもよし、新聞広告を見るのもよし。
ところで、実になさけないのだが、ぼくは「罪と罰」を読んでない。そのほか「赤と黒」「風と共に去りぬ」「戦争と平和」「若きウェルテルの悩み」……など、古典的名作のほとんどを読んでないのだ。(日本のものならやや読んではいるが)でも作者はもちろん、主人公の名やあらすじも知っている。かなりのスピードでボタンを押して答えられるであろう。しかしそれが何になるのだ。小説を読んで自分なりに考えた人と、人より先にボタンを押して「ドストエフスキー」と言う人と、どちらが偉いか言うまでもない。
クイズ人間は、ともすれば表面的な事象ばかりを追って、本質を見逃してしまいがちだ。さらに、「たくさん知っている」ことを内心自慢に思ってくる。「知っている」のはクイズゲームのテクニックのひとつで、人間としての豊かさの要素には、イマイチ成り得ないものだ。「知っている」のはいいことには違いないが、知識を利用して、本質を見極め、自分なりの意見をもった時に、はじめて豊かになったというべきであろう。何回かクイズに優勝すると、ぼくなどつい天狗になりがちである。その時は「オマエは罪と罰を読んでないのだぞ」と自責して、のぼせるのをおさえている。
話が大きく脱線したのでもとに戻す。作品の内容、文中のことがらを問う場合も多い。
●谷崎潤一郎の小説「痴人の愛」の女主人公の名は。答、ナオミ
●漱石の「坊ちゃん」で、松山での教師を辞めたあと、坊ちゃんはどんな職業に就いたか。答、街鉄(路面電車)の技手
●ヘミングウエーの「老人と海」で、老人はどんな魚と闘ったか。答、カジキマグロ
このような内容を問うものになると、読んだことのある人とない人では明らかに差がつく。でも読まずに答えたい人は、「名著解説」のたぐいをひもといてください。
また、文学賞受賞関係の問題も多い。特に芥川賞・直木賞は必ずといってよいほど出る。多くは作品と作家名を当てさせるものだが、たとえば
●「離婚」で直木賞を受賞した色川武大が、麻雀小説を書く時のペンネームは。答、阿佐田哲也
●「僕って何?」で芥川賞を受賞した三田誠広のお姉さんは女優です。誰でしょう。答、三田和代
●ポルノ御三家といわれる川上宗薫・宇野鴻一郎・富島健夫のうち、芥川賞作家は。答、宇野鴻一郎
といったエピソード的なものにも触れる時もある。新聞で受賞者のプロフィルをよく読んでおこう。受賞作を読めば、それに越したことはない。芥川・直木賞以外にも、菊池寛賞、泉鏡花賞、吉川英治賞、大宅壮一ノンフィクション賞、H氏賞、女流文学賞など、多数の賞があるので、そのつど新聞発表に注意したい。
クイズによくでる芥川賞・直木賞の作家と作品
−−芥川賞−−
石川達三「蒼氓」(35年の第1回)、尾崎一雄「暢気眼鏡」、火野葦平「糞尿譚」、中里恒子「乗合馬車」(最初の女性受賞者)、井上靖「闘牛」、安部公房「壁−−S・カルマ氏の犯罪」、五味康祐「喪神」、松本清張「或る『小倉日記』伝」、安岡章太郎「悪い仲間・陰気な愉しみ」、吉行淳之介「驟雨」、遠藤周作「白い人」、石原慎太郎「太陽の季節」、開高健「裸の王様」、大江健三郎「飼育」、北杜夫「夜と霧の隅で」、三浦哲郎「忍ぶ川」、宇野鴻一郎「鯨神」、田辺聖子「感傷旅行」、庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」、古山高麗雄「プレオー8の夜明け」、李恢成「砧をうつ女」、森敦「月山」、村上龍「限りなく透明に近いブルー」、池田満寿夫「エーゲ海に捧ぐ」、三田誠広「僕って何?」、高橋三千綱「九月の空」
−−直木賞−−
川口松太郎「鶴八鶴次郎」(35年上半期の第1回)、海音寺潮五郎「天正女合戦」、井伏鱒二「ジョン万次郎漂流記」、村上元三「上総風土記」、今日出海「天皇の帽子」、檀一雄「長恨歌」、源氏鶏太「英語屋さん」、柴田錬三郎「イエスの裔」、藤原審爾「罪な女」(女優藤真利子の父)、戸川幸夫「高安犬物語」、新田次郎「強力伝」、今東光「お吟さま」、山崎豊子「花のれん」、城山三郎「総会屋錦城」、平岩弓枝「鏨師」、司馬遼太郎「梟の城」、戸板康二「団十郎切腹事件」、池波正太郎「錯乱」、寺内大吉「はぐれ念仏」、黒岩重吾「背徳のメス」、水上勉「雁の寺」、山口瞳「江分利満氏の優雅な生活」、安藤鶴夫「巷談本牧亭」、永井路子「炎環」、立原正秋「白い罌栗」、五木寛之「蒼ざめた馬を見よ」、生島冶郎「追いつめる」、野坂昭如「アメリカひじき」「火垂の墓」、三好徹「聖少女」、陳舜臣「青玉獅子香炉」、早乙女責「僑人の檻」、佐藤愛子「戦いすんで日が暮れて」、結城昌治「軍旗はためく下に」、渡辺淳一「光と影」、井上ひさし「手鎖心中」、藤木義一「鬼の詩」、半村良「雨やどり」、佐木隆三「復讐するは我にあり」、三好京三「子育てごっこ」、色川武大「離婚」
さらに詳しく知りたいのなら、百科事典や年鑑にリストが載っている。
このところ語源がブームとかで、語源を問う問題もふえてきた。語源について書かれている本がたくさんあるから、それらを読めばよい。電車の中で読めるような肩のこらない内容だ。
慣用句、ことわざ、故事成語についても、それぞれ事典・辞典が出ているので、パラパラめくる。こんな本は、頭から覚えようとして読んでもあまり効果はないはずだ。なにげなく読んでいくうちに、自然に身につく。事典・辞典類は、国語辞典と英和辞典、それに百科事典くらいしかないと思われている方が多いかもしれないが、中にはヘンな辞典もたくさん出ている。たとえばワンワンとかガタガタとかいう擬声語、擬態語の辞書もある。こんなのは一日読んでいても飽きない。書店をふらつくと、思わぬ珍本を発見する時があるので、散歩がてらにのぞいてみよう。
追伸
「世界史こぼれ話2」(角川文庫)に二葉亭四迷のこんなエピソードが載っていた。思わずニヤリ。彼が『罪と罰』がおもしろくて徹夜で読みました」と、あるロシア人に話すと、「よくあんなものがおもしろいね。私たちはみな3、4ページでじつは閉口しているんだよ。だが評判が高いので外聞を恥じて、ガマンしてやっと終わりまで読むんだよ」だって。
歴史は中学生程度の参考書を
文学と並んで歴史もクイズに実によく出題される。クイズ作家の方に文科系出身者が多いからだろうか。歴史の勉強は、本来なら大局的な時の流れを追い、なぜこうなったかを考えていくべきなのだろうが、クイズでは、歴史上の人物について、事件について、文化文明について、などなどの、断片的な事がらが問われる。教科書には書かれていない、おもしろいエピソードもよく出る。
●秀吉が明智光秀と争った山で、勝負を決する時にたとえられるのは。答、天王山
●一心太助の話にもある徳川の家臣で、たらいに乗り登城したといわれる人は。答、大久保彦左衛門
歴史の勉強をするなら、中学生用の教科書、参考書などを読んでみてはどうだろうか。ぼくはポケットに入る要点を整理してある参考書を読んだ。クイズはまさに要点が整理されているのであって、長々と書かれているものより手っ取り早い。歴史小説などを読むのも人間関係がよくわかる(たとえば信長、秀吉、家康の閨閥など)が、小説は必ずしも史実に正しく書いてあるとは限らない。
クイズによく出る12カ月
月 別名 誕生石 花札 月 別名 誕生石 花札 1月 睦月 ガーネット マツ 7月 文月 ルビー ハギ 2月 如月 アメジスト ウメ 8月 葉月 サードニックス ススキ 3月 弥生 サンゴ サクラ 9月 長月 サファイヤ キク 4月 卯月 ダイヤモンド フジ 10月 神無月 オパール モミジ 5月 皐月 エメラルド ショウブ 11月 霜月 トパーズ 雨 6月 水無月 真珠 ボタン 12月 師走 トルコ石 キリ
科学は子供向きのやさしい本から
ぼくは子供のころから「理科」が好きだったので、科学ジャンルについては、とりたてて勉強した覚えはない。でも科学は、できる人とできない人の差が大きいと思う。女性や文科系の方には、“科学アレルギー”の方も少なくないようで、数式や化学式、電気器具の簡単な修理など、まったくオテアゲの方がいる。
そんな方は、まず小、中学生向きのやさしい本をお読みになってはいかがだろう。子供向きの「数のふしぎ」とか「なぜなに事典」のたぐいの本は、身近な疑問からスタートしていろのでおもしろい。第一気楽に読める。そうしているうちに、科学に興味が持てたらしめたもの。興味があるもの、楽しいものは、よく覚えられるからだ。たとえば「宇宙について」や「発明発見の科学史」の本などは、文科系の方にとっても読みやすいと思う。実際には高校生レベルの問題も出るが、高校の内容は、かなり難しくなってきているし、科学にあまり興味がない人に、高校生の参考書まで読めと勧めるのは、かえって逆効果だろう。難しい本を読むより、むしろ雑学的知識を仕入れたほうがいい。たとえば植物名や植え万は、女性の方が詳しいし、俳句をひねる方なら、樹木の名にも通じているだろう。
例・高校生レベルの問題
●物質1グラム当量を電気分解するのに要する電気量は。答、1ファラデー
●数学で、順列をあらわす記号はP、では組み合わせは。答、C
特に科学のジャンルについての注意点は、クイズはごくあたりまえのことがらが問題になるので、深く考えないこと。エンジニアやお医者さんは、自分の専門分野の問題に対して、ついつい「気圧が一定でない時は……」「検査方法によっては異なる反応が出るから……」なんて深く考えすぎてしまって、当然できるべき問題をのがしてしまったり、とんでもない答えを出して減点になる場合がままある。広く浅い一般的な知識があればよいのだから、「オッ、オレの本職だ!」と力まず、やさしく考えること。79年11月の第3回ウルトラクイズ後楽園予選で、「鉄はさびると重くなる。○か×か」が出た。○なら赤いボールを拾って○の陣地へ、×なら白いボールを持って×の陣地へ走る。ぼくは、
1、さびるとは、すなわち酸素と化合することである。
2、化学式で書くと、
2Fe+02 →2FeO(酸化第1鉄) 4Fe+3O2 →2Fe2 O3 (酸化第2鉄)
3Fe+4H2 O→Fe3O4 +H2 O(三酸化鉄)
3、鉄がさびたら、それは酸化鉄になり、もはや鉄ではない。
4、酸化鉄が鉄より重いのは、酸素の重さがあるからで、鉄そのものの重さは反応の前とかわらない。
5、よって鉄そのものはさびても重くならない。こいつはひっかけ問題だ。答えは×!
なんてややこしく考えたからいけない。こんがらかって○を意味する赤いボールを持って×の陣地へ走ってしまった。で、失格。正解はタダの○で、単純に「さびたら酸素の分だけ重くなる」と考えればよかった。一方、金属材料学が専門の、横浜市の飯島隆裕氏から次のようなコメントをいただいた。「普通大気中で鉄がさびて赤サビを生ずる反応は4Fe+3O2 →2Fe2 O3 (酸化第2鉄)で表されます。つまりサビが完全にもとの鉄に付着していれば、酸素の分だけ重くなるはずです。しかし通常ではボロボロ剥れてどこかにいってしまうでしょう。我々が金属材料の研究をする場合でも、腐食減量とか減肉量とかいう言葉を使い、それで腐食の程度を評価しています。また、比重についても、鉄は7.86、酸化第一鉄は5.1から5.2とずっと軽くなっています。出題者の意図は推察できますが、とにかくあまりいい問題ではなかったようですね」
▼クイズによくでる科学上の発明発見
三平方の定理 ピタゴラス(ギリシャ)
浮力の法則 アルキメデス(ギリシャ)
紙 蔡倫(中国)
活版印刷 グーテンベルク(独。火薬、羅針盤と共に、ルネサンス3大発明といわれる)
地球球体説 トスカネリ(伊、15世紀のこと)
地動説 コペルニクス(ポーランド 1473〜1543)
落体の法則、慣性の法則、振子の等時性、天体望遠鏡
ガリレオ・ガリレイ(伊、1564〜1642)
惑星の運動法則 ケプラ(独)
血液循環の原理 ハーベイ(英)
気圧・真空の発見 トリチェリ(伊)
確率論、微積分の研究 「密閉した容器内の液体や期待の一部に加えた圧力は、液体や気体のいたるところに同じ大きさで伝わる」(パスカルの法則)「人間は考える葦である」(『パンセ』より)
パスカル(仏)
ボイルの法則 「温度がかわらなければ、一定質量の気体の体積は圧力に反比例する」ボイル(英)
土星の環の発見 光の反射、屈折の研究、波の進み方の図示解(ホイヘンスの原理)振子の等時性の発見 ホイヘンス(オランタ)
細胞の発見 フック(オランダ)
万有引力の法則 ニュートン(英)
水銀温度計 ファーレンハイト(独、華氏をあらわすFは彼の頭文字。摂氏のCはセルシウス)
流体の運動(ベルヌーイの定理)ベルヌーイ(スイス)
避雷針 フランクリン(米)
生物分類学の研究 リンネ(スエーデン)
水力紡績機 アークライト(英)
蒸気機関の発明改良 ワット(英)
質量保存の法則 ラボアジェ(仏)
種痘 ジェンナー(英)
蒸気船の実用化 フルトン(米)
蒸気機関車 トレビシック(英)
「導体内の2点間を流れる電流の強さは、その間の電圧に比例する」
(オームの法則)オーム(独)
電磁誘導、電気分解の法則 ファラデー(英)
発信機 モールス(米)
進化論「自然選択説」 ダーウィン(英)
電流による発熱量に関するジュールの法則 ジュール(英)
エネルギー保存の法則 ヘルムホルツ(英)
遺伝の法則(優性の法則、分離の法則、独立遺伝の法則) メンデル
(オーストリア、エンドウ豆で研究した)
狂犬病予防接種 パスツール(仏)
「昆虫記」 ファーブル(仏)
ダイナマイト ノーベル(スウェーデン)
ガソリンエンジン(自動車) ダイムラー(独)
元素の周期表 メンデレーエフ(露)
X線 レントゲン(独)
有線電話 ベル(米)
蓄音機、映画、電球 エジソン(米)
進化論「突然変異説」 ド・フリース(オランダ)
条件反射 パブロフ(ソ、犬で実験した)
電流に関する、右手・左手の法則 フレミング(英)
結核・コレラ菌の発見 コッホ(独)
結核・ペストなどの研究 北里柴三郎(コッホの弟子)
血清療法 エールリッヒ(独)
ジアスターゼ 高峰譲吉
ディーゼル機関 ディーゼル(独)
ラジウム・ポロニウムの発見 キュリー(仏)
日本植物分類の作成 牧野富太郎
原子模型の理論の提出 長岡半太郎
アンモニアの合成 ハーバー(独)
血液型の発見 ランドシュタイナー(オーストリア)
結核ワクチン・赤痢菌の発見 志賀潔
KS鋼の発明 本多光太郎
ビタミンB1、オリザニンの抽出 鈴木梅太郎
無線電信 マルコーニ(伊)
黄熱病の研究 野口英世(病原菌の発見者ではない)
相対性理論 アインシュタイン(米)
ペニシリン フレミング(英)
ストレプトマイシン ワクスマン(米)
生命の起源の研究 オパーリン(ソ)
原子爆弾の製造 オッペンハイマー(米)
中間子理論 湯川秀樹
ロケット開発 フォン・ブラウン(米)
「あれだけ出たんだから、もうあがったりしないでしょう」とひやかされるけれど、とんでもない。いつだってドキドキの、卒倒寸前で出ているのです。実はこの原稿を書いてる今は79年10月1日の深夜でして、明日午後1時より、ベルトクイズQ&Qの本番録画どりがあるのです。夕方家に帰ってから、今日の昼のQ&Qのビデオを見たけれど、明日はオレがこれをするのかと思うと急に鼓動が高なり、胸がグッと押される気分で、腹を減らして帰って来たのにもかかわらず、夕食を見ただけでゲンナリ。箸をつけられなかった。もう一回ビデオを巻き返して見たら、ドッと疲れてしまい、TV・ビデオをつけっぱなしで寝こけてしまった。なんともだらしがない。出ないうちからあがっている。
本当に何度出ても緊張する。むしろ何度も出て、実物をよく知っているからよけい緊張するのだろう。ライトがまぶしいわけじゃない。カメラがこわいわけじゃない。何よりも自分が不安なのだ。間違えたりできなかったらどうしようと不安でたまらない。それはみじめな敗北につながるのだ。そのこわさを知っているからよけいに緊張する。本番直前、フロアディレクターが秒読みする時など鼓動の音が聞こえるくらいだ。ボタンにかけた指先が入るえている……。
しかし、このピリピリした緊張感、追いつめられた切迫感が何とも好きなのだ。ピリピリが高まる、問題が出る、ここだ! ポイントをおさえてポーンとボタンを押す、答える。「正解です!」と司会者の声、観客の拍手。やった!!
この時の快感は野球選手がホームランを打ち込んだ時と同じであろう。この緊張感の中からジャストミートを打ち込んだスッとした気持ちが何ともいえず好きなのだ。これがクイズの魅力だと思う。これがたまらない。だから懲りもせずにハガキを書いて、そしてメシものどに通らない、ひっくり返りそうだなんて言いながらも出てしまう。自分はあがりはしないだろうかと心配な方、誰だってあがっているのです。ただひとつ、無心になって、耳と目と頭と指に神経を集めてください。人に何といわれるかなんて考えない。負けることなど考えない。ましてや賞金、賞品なんてノミの鼻毛ほども考えない。こんなものが頭をチラツクようじやとうてい勝利は望めない。ただ無心になって答えること。それが勝利に結びつくし、クイズの魅力となると思うのです。(Q&Qの結果はP142参照)
一億総タレント時代である。CMに出た地方の女子大生が、80年最大のアイドルになる時代である。だからTVクイズに出た人の中に、会ってみたくなる、自分の気持ちを伝えたくなるような人がいても不思議ではない。しかしTV局に、「きのうの××クイズに出ていた○○さんの住所を教えてください」と電話をしても教えてくれないだろう。いろいろやっかいな問題が起こる場合があるからだ。
むしろ番組あてに手紙を出し、「お手数ですが×月×日の放送に出ておられた○○さんに同封の手紙を送っていただけませんか」と、ていねいに頼んだ方がいいと思う。手紙にはもちろん切手を貼っておき、あて名(住所)だけをスタッフに書いてもらうようにする。TV局本来の仕事ではないが、このくらいはしてくれるだろう。無視されても知らないけれど。
○○さんに届く手紙の中には、切手を貼った、あなたへの返信用封筒をさらに同封しておく。○○さんがあなたを気に入れば返事がくるだろうし、そうでなければ……TVの中だけの人になる。
第3回ウルトラクイズでマイアミまで行った高山聡君には六百通ものファンレターが届き、さらに大学にまでやってくる人もいて、「マスコミのこわさを知った」そうだ。芸能人ではないのだからファンはムチャをしないように。勝っても負けてもやさしく応援してあげよう。
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