TVクイズ大研究

TVのクイズ番組を裸にした本!
数々の番組で優勝を続ける筆者が、自らの経験と頭脳からあみ出した、本当は公開したくない、
TVクイズ攻略のまる秘カリキュラム一挙公開!

©北川宣浩 1981
ハガキ

第2章 選ばれるハガキを出そう


応募するうえでの注意事項

 その1 まず応募券や商品の空袋などが必要な場合は必ず送ること。これらは真先にチェックされ、いくら「いつも使っております。たいへん便利です」なんてお世辞を書き添えても、肝心なものがないのだから全部ボツ。他のメーカーの空袋を送るのは論外(実際にある)。

 その2 オープンの場合はクイズ形式が多い。必ず正解を書くこと。間違ったものや、何も書いてないものは当然アウト。

 その3 住所、氏名などはていねいな字で詳しくはっきりと書くこと。ハガキが拾い上げられてもミミズが悶えている字だと、宛名が書けず発送できないために、その場でボツ。あるいは抽選が終わって宛名を書く段階で、他のハガキと交換。さらに住所が○○市××町までで、番地や棟番号を書いてないハガキもボツにする。過去の経験から、宛名不完全で返送されることが多いからだ。用意した景品や送料がもったいないものね。

 その4 「年令」「家族構成」「お買上げ店名」など、ちょっとしたアンケートがある時はちゃんと書く。書いてあるのとないのとではスポンサーの心証が違う。なぜってスポンサーが懸賞クイズをするのは、そのようなデータを得たいのがホンネであって、景品をあげるためではないのだから。

 その5 封書や応募用ハガキで送る場合、料金受取人払いでない限り、キチンと切手を貼る。特に封書の料金不足に注意。切手のないものは不足分を郵便局に払ってポイ。あるいは「未納還付」という処置で返送される。また「官製ハガキで」「封書で」などと郵便方法を指示してある場合はそれを守る。守られてない郵便物が混じると抽選作業が煩雑になるのでボツにすることがある。

出戻りハガキ

 その6 切手をちゃんと貼って、応募券もキチンと貼ったけれど、自分の住所・氏名などが書いてなければボツにせざるを得ない。ポストへ入れる前にお祈りと確認をお忘れなく。

 どれも当たり前のことなのだが、実物をご覧の通り最低のルールすら守られてないものが少なくない!

お礼状

 それはさておき、皆さんの中には「ああいった抽選は本当に賞品を発送しているのだろうか。特に"発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます"なんてのは実際に送らなくてもわからないではないか」などとお思いの方が多数いらっしゃるのではないでしょうか。企業イメージにかかわることだから、よほどの場合でもない限り、キチンと発送されている。しかし何度出しても当たらないことからそのように疑う人もいるようだ。そんな人からメーカーに宛てられたお礼状を一つ紹介しておこう。

 では、皆さんに幸多からんことを。どんなハガキが拾われやすいか、正直なところぼくにはわからない。ここに書いたことがキチンと守られているのなら、あとは運でしょう。

 

 

公共の宿

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