TVクイズまる金必勝マニュアル

名人が教える150のノウハウ

©北川宣浩 1985
クイズビデオ

三枝の国盗りゲーム


■合格するには面接も大事
 一回に約40人が受け、ペーパーテストに合格するのは約3分の1。だいたい20問中15問できれば合格です。この予選問題でも難しい問題が出ています。ある程度クイズの勉強をしていないと、ポイントポイントを押さえられません。プロフィール表を返送したら、この本の勉強篇をよく読んで備えておきましょう。
 合格者は名前を呼ばれますから、そのまま予選会場に残り、呼ばれなかった人は即刻お帰りです。とにかくゴソッと落ちます。落ちたらがっかりしますが、なにしろこの番組は47の県が埋まらないと番組が終わりませんので、クイズにできる人が出場しないとマズイんです。一方で、予選問題が満点に近い人が落とされている事実がありますので、ホドホドにしておくのが、いいでしょう。
 残った約10名に面接が行われます。プロフィール表をもとにしての質問に答える形で進んでいきます。司会は桂三枝さんですから、出場者との間にコミカルなやりとりがあります。三枝さんのちょっとジョークがかった話に、ウマク乗って答えられる人かどうかも当然、審査対象になっているでしょう。また、この番組は前半のクイズより、後半の坊主めくりの方が視聴率がいいそうです。だから坊主、またはお姫様が出たときの一喜一憂の表情も、番組側からすれば重要な要素です。ペーパーテストの成績が悪くても、キャラクターが良ければ合格する可能性は充分にあります。総合的にはある程度クイズができて、しかも楽しい人。これが合格のポイントではないでしょうか。結局、一回の予選で出場できるのは3人程度です。

■多い時事ネタ
 録画は大阪朝日テレビのABCホールで隔週木曜日に。放送は録画後約3~5週間。録画は一日に2本撮りますが、特に最初に放送する分については時事問題がよく出ます。時事といっても新聞の社会面的なものではなく、最近話題となっている庶民的なことがらから出題されがちです。出場前は朝日新聞の家庭面・第二社会面・スポーツ面、それに女性週刊誌などから、最新情報を仕入れておきましょう。イントロクイズもありますので、音楽についても勉強しておくことです。
 問題文のセンテンスが長い「……ですが、では……」のパターンも多いようです。早押しで早合点しないよう気をつけてください。

 

 

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