中高年から始める バイクツーリング


中年になってからバイク・オートバイの免許を取得し、北海道ツーリングや関東周辺のツーリングを楽しむノウハウ。

©北川宣浩 2009
能取湖

 


バイクアクセサリのあれこれ


●ETC
高速道路の料金所で止まることなく、ゆっくりと通過するだけでいいETCは、バイクにこそお勧めのアクセサリです。路線や時期によってETC割引もあります。



バイクは4輪と違って立ち止まると安定が悪く、グローブを脱いで通行券を受け取りポケットかバッグにしまい、グローブをつけて走り出す。出口ではグローブを脱いでジャケットかバッグからその通行券とサイフをまさぐり、金を払って再びグローブをつけて走り出すという、たいへん面倒な作業が必要です。ETCはそれが不要になるばかりか、料金所を徐行すればいいだけなので、4輪よりもETCの恩恵は高いといえます。
取り付けには車検証を持ってバイク用品店に行くか、新車にETCの取り付けを依頼して納車してもらうかです。
筆者はETCをつけていますが、通行料が安くなること以上に利便性を享受してます。

●防犯グッズ
バイクのアクセサリは多種多様に出てますが、まず防犯関係のアクセサリをお勧めします。盗難防止のためのチェーンやロック、鍵です。
当然ですが、頑丈のものは重く扱いがたいへんで、しかも値段が高い。中には10万円以上する鎖もあります。しかし外車ならばそのくらいの投資も必要でしょう。
チェーンやU字ロックはタイヤにからませるだけではなく、もう一方を柵や杭、柱などの構造物にもからませることをお勧めします。バイクは人力で持ち上がりますから、スケボーや台車に載せて盗まれる可能性があります。



●アラームイモビライザー
バイクの内部に取り付けて、振動を感知すると激しい音でアラームが鳴る盗難防止装置です。バイクごとに専用のものがあったり、電源とつなげるなどの作業が発生するため、メカにうとい人はショップに依頼したほうが無難です。それも購入時に頼んでしまえば、納車時に取り付けられた状態で納車されますから便利です。







●バイクカバー
屋外に駐輪を余儀なくされているライダーは愛車を雨や日照から守るだけでなく、防犯の観点からもしっかりとしたカバーをかけるようにお勧めします。
バイクの車種や、ましてや取り付けたETCやナビゲーションが見える状態では、盗んでくれと言っているようなものです。カバーごとチェーンロックをかけられるように、チェーンを通す穴のあいているカバーもあります。
バイクの種類・大きさごとに専用のカバーがあり、良い品になるとまだエンジンやマフラーが熱いままカバーをかけても溶けない材質のものがあります。


●パッキングロープ・ネット
ツーリング時はもちろん、町中を走って買い物をしたら荷物をバイクにくくりつけたいはず。
そんなときのためにロープ(コード)やネットを常に持っておくと便利です。長さ・大きさはさまざまですが、ロープのほうが荷物の大きさに左右されにくいメリットがあります。ただしネットは丸いヘルメットを簡単に荷台に取り付けられます。
ロープにしてもネットにしても消耗品ですから、伸びっぱなしになったりほつれてきたら迷わず買い換えましょう。



●GPSバイクナビゲーションシステム
カーナビのように道案内をしてくれるナビゲーションシステムは、バイクでも便利です。音声で案内してくれるタイプがほとんどですが、バイクは音声が聞きづらいため、ヘッドセットで案内を聞くタイプもありますが、筆者はそこまでの必要性は感じません。
筆者はGPS付きのポケットコンピュータを使っており、ソフトで走行軌跡を取得しています。帰宅後にGoogleマップやカシミール3Dに読み込ませると、走った軌跡が再現されてツーリングの楽しさが増幅します。

Mio

最近はスマートフォンアプリのカーナビアプリの性能が上がり、専用のナビゲーションシステムを使わない人も増えてきました。カーナビ(バイクナビ)メーカーの撤退も相次いでいます。スマートフォンをハンドル回りやタンク部分に取り付けるアクセサリも多数出ていますので、それらでスマホをキチンと取り付け、落下や盗難防止に努めましょう。


GPSで取得した緯度・経度・高度・時間の走行情報をGoogleアースに読み込ませた例。ツーリングの思い出が蘇る。

●ツーリングマップル
家でツーリングコースを策定するときから現地で道を確認するときまで、トータルに頼りになるのが昭文社のツーリングマップルです。
記者が毎年現地を走破して最新情報(といっても結局は1年前の情報ですが)が掲載されており、2年ごとに買い替えるペースが妥当ではないでしょうか。
リング綴じの大型本と、小型でタンクバッグのマップケースにも入る単行本の2サイズがありますが、内容は同じです。

 

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