中年になってからバイク・オートバイの免許を取得し、北海道ツーリングや関東周辺のツーリングを楽しむノウハウ
北海道ツーリングのノウハウ
ライダーたるもの、一度ならず二度三度と北海道ツーリングにあこがれるのではないでしょうか。
どこまでも続く広くて快適な道、見渡す限りの大平原、青い空とさわやかな空気。そしてグルメや温泉に、北海道ツーリングのとりこになってしまったライダーは少なくありません。
そもそも筆者は北海道ツーリングをしたくて免許を取ったくらいです。



北海道ツーリングの基本は「スピードオーバーに注意」です。一般道を「タダの高速道路」と揶揄するくらいですが、そのため交通事故ワーストワンの汚名を毎年着せられているのも北海道。ほぼ生身の状態で走っているライダーは、ひとたび事故を起こせば死を覚悟、救急車も病院も、広い北海道ではなかなか到着しません。それ以前に携帯電話が通じないかもしれません。

●バイクでフェリー
道内の人以外はフェリーでバイクを輸送するのがほとんどでしょう。



津軽海峡フェリー
青森〜函館、大間〜函館

青函フェリー
青森〜函館

新日本海フェリー
舞鶴〜敦賀〜新潟〜小樽、敦賀〜新潟〜秋田〜小樽

太平洋フェリー
名古屋〜仙台〜苫小牧

商船三井フェリー
大洗〜苫小牧

ハートランドフェリー
道内より利尻・礼文・奥尻・サハリン

●陸送
バイクを自宅または都内のデポから北海道まで陸送してくれるサービスです。空港近くなどで受け取り、時間が有効に使えるため疲れません。

株式会社ゼロ

ビーエーエス

BHS高栄運輸

ジェットリンク

このほかにもありますから「バイク 陸送」で検索して下さい。都内からだと数万円。数日前からデポにバイクを届けなければならず、本人が北海道に行くのは飛行機で短時間だとしても、意外と時間の拘束が多いような気がします。

●スカイツーリング
本土から飛行機にバイクを載せて、一緒に渡道してしまうサービスがあります。ANAスカイツーリングで、マイレージ会員向けに夏場だけのサービスです。
値段は張りますが、フェリーで1日かかるところを数時間で飛んでしまうのですから、時間価値からすれば金額は妥当だと思います。
ただし旅客機に載せるためガソリンを抜いたり、ミラーなどの突起物を自分で外さなければならず、この手間がかかります。2010年からはスクーターの搭載も可能となりました。

スカイツーリングなど、旅達(たびだち)会員限定ツアー【国内】



●レンタルバイク
飛行機で行って、現地でバイクを借りてツーリングを楽しむサービスです。残念ながら貸し出し費用は1日1万円以上と、レンタカーと比較するとかなり割高です。需要と供給の関係からやむを得ないのでしょう。

レンタルバイク

レンタル819(函館、千歳、札幌、旭川、北見 他)

YSP札幌西

イーグルモーターサイクル(札幌市)

ナカムラモーターサイクル(札幌市)

フットマン(北広島市) ウィークリー・マンスリーレンタルもあり

YSP帯広

スナダオート(北斗市=函館の西)

ヘルメットも貸してくれますが、他人が使ったものはイヤという人はあらかじめ宅配便で自分のヘルメットを送っておけばいいでしょう。
筆者はヘルメットとタンクバッグと一部の身の回り品を宅配便で送り、バイク用のジャケットをかかえて、その他の荷物はリュックに入れて飛行機で行きました。プロテクタが内装されているジャケットが大きくかさばり、機内ではたいへんでした。

●行程作成
北海道は大変広く、見どころの観光地や絶景ロードが点在しています。1日の走行距離を300km以下、できれば200km程度にしておかないと、観光や休憩、食事の時間を合法的に生み出すのは厳しいです。これは自転車、自動車、バイク、鉄道など、あらゆる交通手段で毎年数回道内を旅行している筆者の実感です。それもタクシー乗務員のように仔細な走行データを記録してでの提言です。
内地の人は北海道の距離感覚がつかめず、1日4〜500kmと、かなり無理な行程を組みやすいので、必ず行程の走行距離を調べて旅程を組んでください。

推奨ルートと距離がわかる、Googleマップ

●ライダーハウス
北海道ツーリングの宿は、キャンプという方も多いでしょうが民宿やビジネスホテルという選択肢もあるでしょう。
しかし、北海道に多い宿泊施設にライダーハウスがあります。1000円前後の極めて安価に泊めてくれる男女別相部屋の施設で、多くは地元の人の好意で寝場所を提供してくれています。そのため寝具があるところは少なく、大部分は寝袋持参となります。
近年、ライダーのマナーの悪化に伴い、閉館する施設も増えてきました。
●早朝・深夜のバイクの音や屋外での談笑がうるさく周囲から苦情が来る。
●喫煙マナーを守らずどこでもたばこを吸う。酒癖が悪い。
●たばこの吸い殻やゴミを散らかしたまま。
●予約をしたのに来ない。着歴からケータイに電話をしてもパックれる。
●自己の権利・要求ばかり主張する。
●同室者とトラブルを起こす。
●コンセントやガスの独占。
などなど。
中高年ライダーたるもの、手本であるべきです。
北海道ライダーハウス詳細情報(データが古いので利用の際は必ず現地確認を)

●とほ宿
やはり北海道を中心とした独特の宿に<とほ宿>があります。それぞれ独立した民宿が提携しているもので、男女別相部屋を基本としますが空いているときは個室もOK。2食付いて5000円程度と格安です。
しかも宿主はかつてバイクで道内を巡った人も多く、ライダーの心を理解してくれる人。食後の談笑での情報交換は、若い頃のユースホステルを彷彿させてくれます。
一部の宿は楽天トラベルでも予約できます。
とほ宿

●北海道ならではの注意点
1)都道府県中、交通事故ワーストワンですので北海道警も威信にかけて取り締まりをしています。
・集落の入口付近は制限速度が60km⇒40kmくらいにダウンします。ここでの取り締まりが多い。
・ヘリコプターを使っての監視・追跡がある。

2)地元ドライバーはバイクへの対応が不慣れ。
というのは年間の半分は雪に閉ざされてバイクを見るのは夏場だけ。それも道外ナンバーとなると、時に敵対視されますので、すり抜けや無理な追い越しはトラブルのもとです。

3)ガソリンスタンドが少ない。
特に山間部は地図にSSが載っていても廃止されていることも多々あります(例:層雲峡、ぬかびら源泉郷)。残量が半分になったら給油する心構えでいましょう。営業していても、夕方以降や休日は閉店の場合も多い。
バイクを押して次のガソリンスタンドを探すのはたいへんな苦労です。

ガス欠のバイク

4)アスファルトが柔らかい。
寒冷地仕様なのか、夏場は柔らかくてスタンドがめり込んでバイクが倒れることがあります。路面に止めて休憩するときは、下につぶした空き缶を敷くなどの配慮をしましょう。

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