アメリカ横断ウルトラクイズ
クイズ王の本

歴代クイズ王が語るウルトラクイズ必勝法
「知力・体力・時の運」次のクイズ王はあなた!かも、しれない?

クイズ王の会/篇
©北川宣浩・森田敬和 1987
ワシントンDCユニオン駅

クイズ王が明かすウルトラクイズ必勝法

10人のクイズ王が自分たちの経験を元に、知力・体力・時の運の鍛え方から、クイズ形式別解答法まで、ウルトラクイズのすべてのシーンに勝ち抜く秘密の戦略を伝授する。

国内篇/鍛練〜成田まで

現地篇1/成田〜団体戦まで

現地篇2/本土上陸〜決戦まで

日頃からの鍛練を

 ウルトラクイズに参加できるのは18歳から。パスポートを取って参加を決めたなら、自分の日程を調整するとともに、心身を鍛えておきましょう。「体力」は、ジョギングやエアロビクスをする。腹筋・腕立て伏せ・腕相撲などをする。プールへ行って逆さ飛び込みの練習をするなど。いきなりやるとかえって身体に悪いから、徐々に慣らしていきます。

 「知力」は、アメリカのガイドブックや歴史書を読む。クイズ番組を見る。過去のウルトラクイズのビデオを見る。ウルトラクイズの問題集やってみる。雑学本などを読む。クイズのノウハウなら、北川さんがテレビクイズの必勝法をまとめたマニュアル本を書いているので、参考にしたい方は書店で探して読んでみてください。後半のクイズ戦になってきたら、勉強をしたしないが大きく影響します。

 ところで私たちクイズ王は、小・中・高校生くらいの若いファンの方から、よくこんな質問をいただきます。「ウルトラクイズの問題集をやってみたのですが、半分も答えられません。どうしたらいいでしょう」答えられないのは無理もありません。18歳から45歳用に問題を作ってあるからです。たくさん答えるには、今の学校の勉強をしっかりやって、基礎知識と一般常識を身につけるのが一番です。そしていざアメリカへ旅立てば、知力はもとより、精神力・行動力が必要となります。日頃から自分のことは自分で判断し、物事はすすんでやるよう、あらやる面を鍛えておかないと、ウルトラクイズには勝てないのです。

 なお、いくら鍛練を積んでもウルトラクイズに応募しなければ何もなりません。日本テレビから申込書を取り寄せ、キチンと記入して早めに申し込みましょう。申込書は次のようなものです。間違いのないようキチンと書いて日本テレビに送りましょう。

後楽園は軽装で

 後楽園球場で行われる国内第1次予選は、例年8月なかばの日曜日にあります。旧盆の時期なので、地方の人は帰省ラッシュに気をつけてください。

 後楽園で走るのはわかりきっています。予選通知のはがきには『※クイズは走ることもありますので、服装、靴はスポーティなものでお越し下さい』とあるくらい。なのに、ハイヒールで来たり、赤ちゃんをおぶってくる人が必ずいるのです。また、最近では大学のクイズ研究会がのぼりを振り回して来ることもあります。こういうことは、他人迷惑にもなるし危険です。ジーンズかショートパンツなどの走りやすい服にスニーカー、バッグ類は小さなものでブラブラさせない、というのが我々の後楽園でのユニホームなのです。ウェストポーチなら、両手が使えてボール拾いなどがたいへん楽です。パスポートやキーをズボンのポケットに入れると落としやすいので注意しましょう。日射病を防ぐために帽子もあったほうがいいでしょう。また、雨が心配なときは傘以外の雨具、つまり頭からかぶるレインコートやポンチョのたぐいを用意しておきます。傘を持って行っても危険防止のため、さすのは禁じられているのです。

 このように服装にも気をつかって、日本テレビから来たはがきと、パスポートを忘れずに持って、時間に遅れないように行きます。忘れたり遅刻は失格です。はがきには登録番号が記されているから、自分の番号に該当する受付ゲートから入場します。もちろん、ゲートで出される問題をよく考えてからですが。

 

 

公共の宿

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