TVクイズ大研究

TVのクイズ番組を裸にした本!
数々の番組で優勝を続ける筆者が、自らの経験と頭脳からあみ出した、本当は公開したくない、
TVクイズ攻略のまる秘カリキュラム一挙公開!

©北川宣浩 1981
ウルトラクイズ

あとがき


 この本は、ヘドロの中から抜け出して、第2回ウルトラクイズで優勝、ニューヨークでとびはねたぼくの話から始まりました。そしてラストは第4回ウルトラクイズで負け、罰ゲームによって再びヘドロまみれになった姿で結ぶ結果になってしまいました。

 でも、これでいいと思う。TVに映るたったあれっぽっちの中に、人生の縮図があるのがクイズだと思う。だからぼくは燃え、挑戦するのです。じっとしていてどうにもならないより、自分からぶっかっていき、それ相応の結果を得るほうが好きなのです。

 この本の企画はかなり前からぼくの頭の中にありました。趣味でクイズを続けていくにつれ、どうも世間一般に伝えられているクイズと、ぼくの中にあるクイズが違っているのに気づきました。そこでぼく独自の物の見方でクイズをとらえ、今までの偏見や陰湿なイメージを払拭したかった。さらに今までに得た資料やノウハウなどを公開して、より多くの方々にクイズゲームを楽しんでいただこうと思ったのです。それが朝日ソノラマの御厚意により本の形になり、こんなうれしいことはありません。

 原稿が遅れて一年以上もかかってしまい、編集部の藤石金彌氏には御迷惑をおかけしました。また、さまざまな形で多くの方々のお力を借りました。厚くお礼申し上げます。

 この本の中には、新しくクイズをはじめる方はもちろん、ぼくよりはるかにクイズを知っている先輩諸兄にも新しい発見があることでしょう。敵に塩を送るどころか、スープもステーキも送ったようなものだから、読んでもらいたくない気分もあるのです。

 それと、私事を多く書いたことをお詫びします。しかし自分の実体験を書くこと以上に説得力のある方法を、ぼくは知りません。資料を豊富に用いたのもそのためです。

どのチャンネルもクイズをやっている

 それでは皆さん、スタジオで、TVでお会いしましょう。知っていることは全部書いたつもりです。どこかの番組でお目にかかることがありましたら、どうぞお手柔らかに。そして耳よりな話があったなら教えてください。

 一九八〇年十一月三十日

北川 宣浩 

 

==奥付==================================

SPECIAL THANKS   (敬称略)

日本テレビ/東京放送/フジTV/テレビ朝日/毎日放送/朝日放送/テレビ神奈川 の各番組スタッフ
菊池真知/北川洋子/小室周也/沢田寛人/杉山眞/宗田利八郎/松沢典子/松野このみ

■制作スタッフ
レイアウター/飛沢喜代美
表紙デザイン/石坂啓
表紙イラスト/石坂啓
本文イラスト/北川宣浩
本文写真/各放送局提供、北川宣浩、北川洋子
筆者撮影/松沢典子

 TVクイズ大研究           検印省略

 昭和55年12月25日   初版発行
著 者  北川 宣浩
発行人  塩口 喜乙
印刷所  フォト印刷株式会社
発行所  株式会社朝日ソノラマ

 (分)0276(製)005020(出)0049
〒104 東京都中央区銀座4−2−6 第二朝日ビル
振替 東京2−40311 電話03(563)6021〜3

==表4==================================

 TVのクイズ番組を裸にした本!
数々の番組で優勝を続ける筆者が、自らの経験と頭脳であみ出した、本当は公開したくない、TVクイズ攻略のまる秘カリキュラム一挙公開!

北川 宣浩(きたがわ のぶひろ)
1954年東京都生まれ。獅子座。A型。東京都立大学工学部建築工学科卒。現在コピーライター。趣味はクイズ,イラストのほか,写真,鉄道,旅など。
パネルクイズアタック25,クイズタイムショック,クイズハッピーチャンス,第2回アメリカ横断ウルトラクイズ,クイズグランプリ特番 以上優勝。

    0276-005020-0049  定価650円

 ※この本はすでに絶版であり、版元にもまったく残っていません。
先方にも迷惑になりますので、版元に問い合わせることはお辞めください。
転載・配布・引用はどのようなメディア形式でも禁じます。
ただし、リンクを貼るのは自由です。

  「TVクイズ大研究」インターネット版  

            ©北川 宣浩  1996年

            再編集:2012年11月
            レスポンシブ化:2020年6月

 

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